この記事では、2024年4月20日スタート永瀬廉（King & Prince）主演ドラマ「東京タワー」の1話ネタバレ感想と今後の展開を予想します。
本作は江國香織原作の同名小説をドラマ化したものですが、令和のドラマ「東京タワー」は果たして原作通りの展開を迎えるのでしょうか。最終回の終わり方について、原作や過去の同名作品（2005年岡田准一主演、松本潤出演映画と韓国ドラマ「密会」）から、最終回の結末を考察したいと思います。
- ドラマ「東京タワー」のネタバレ感想
- 最終回はどうなる？令和版は原作と違うのか考察
- 不倫の終わり方はどうなる？令和版「東京タワー」の結末予想
ドラマ「東京タワー」1話、あらすじとネタバレ感想
ドラマ「東京タワー」は1話30分と短く時間があっという間に過ぎてしまいました。公開前の予告映像から映像が美しいのは予想していましたが、思った以上の映像美にドキドキしました。
主題歌はキンプリ（King & Prince）の新曲「halfmoon」、挿入歌はトラジャ（Travis Japan）の新曲「Sweetest Tune」と、どちらも主演2人のグループの新曲となっています。
ポチップ
良いところで流れる曲がとってもドラマにマッチしていて素敵でした！！
小島透（こじまとおる、演：永瀬廉）と大原耕二（おおはらこうじ、演：松田元太）は職場（バイト先）の同僚。透の母親（陽子、演：YOU）は、透が8歳のときに夫の不倫が原因で離婚し、夫から慰謝料としてもらったマンションで悠々自適に暮らしています。
作中、陽子のイケメン彼氏が上半身裸で登場！息子の透と会いますが、陽子は全く動じずｗ見てるこっちが「おいおーい」と画面に話しかけてしまいました！
このドラマは2組のカップルのお話が描かれますが、1話は透と浅野詩史（あさのしふみ、演：板谷由夏）回。出会いから初回デートまでのお話でした。
透と詩史の出会いのキューピッドはこのにゃんこ！猫が詩史の車の下から出てこないのを、透が助けたことから始まります。
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— 【オシドラ公式】「東京タワー」4月20日スタート (@oshidoraEX) April 21, 2024
≪出会い≫
＼#永瀬廉 #板谷由夏
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猫を車の下から引っぱり出した透が汚れたことから、詩史が近くの自分の会社でシャワーを貸してあげるというところから2人のやり取りがスタート。
1回目のデートは食事ですが、帰り道に詩史が「夫がいるから会うのはこれで最後にしましょう」と透に言います。
この分かってる感じ！相手に決断を迫ってる感じが…っ！！透が動かないと、もうここで終了だよーって言ってるのがズルいのです！
透は詩史の意図が分かってしまっても…自ら網にかかりに行ってますね。もう、そうするしかない感じ…っ！ここでイニシアティブを取られちゃいましたね。
対する、もう一方のカップル（になる予定の）大原耕二と川野喜美子（かわのきみこ、演：MEGUMI）は…こちらは、リアルな生々しい感じがたっぷりの1話でした！！
耕二は喜美子の娘、比奈（ひな、演：池田朱那）の家庭教師として、喜美子の家に出入りしている学生。透から詩史と会うという話をきき、家庭教師先で「今ごろ透は年上の女性と…」と妄想を膨らまし、喜美子が気になってしまいます。
透いわく、耕二は話すと9割が女性関係のお話！彼女がいるけど、それとは別にいつも遊べる女の子を探している感じのやつです。
対するMEGUMIの家庭感あふれるリアルな感じ！この2人がカップルになっちゃうのーーーっ！！？何だか、本当にありそうで生々しいですね！
30分という短い時間の中で、次回への伏線が満載の終わり方をした1話でした。最初と最後のベッドシーンの透演じる永瀬廉がとても綺麗に撮られており眼福ものでした！！
インタビューやオフショットでは可愛い永瀬廉さんとのギャップにも注目です！
最終回はどうなる？原作、映画、韓国版で違う結末
始まったばかりのドラマ「東京タワー」ですが、結末はどうなるのでしょうか。原作や過去のドラマ版と今回の令和版は異なるのでしょうか。どことなく不倫＝結末は暗いイメージで、ドラマからも背徳感のある雰囲気が感じられるのですが…どのような終わりを迎えるのか気になるところです。
江國香織原作の東京タワーの結末
まずは、原作の小説の終わり方を紹介します。
原作：大原耕二×川野喜美子の結末
大原耕二は同年代の彼女がいるにも関わらず、川野喜美子とも関係を持っていましたが、過去にも不倫の経験があります。喜美子は表面上は真面目な主婦で、2人は昼間だけ会っていました。喜美子は感情的で、いつも耕二が彼女をなだめていたが、耕二は内心でいつかは別れると思っていました。
しかし、耕二が他の彼女とデート中に電話で冷たくしたことで、喜美子が別れを切り出し、その後、耕二は喜美子との別れに意外とショックを受けます。さらに（喜美子とは別の）付き合っていた彼女からも別れを告げられ、耕二は二股をかけていた2人との関係を終えることになりました。
二兎を追う者は一兎をも得ずってことわざみたいだね。最後、取り残された耕二は何を思うのか。その後の人生が見てみたい気がします。
原作：小島透×浅野詩史の結末
小島透と浅野詩史は、透の母親の友人として出会い、恋愛関係になりました。恋愛経験が少なく同世代への興味が薄い透は、詩史との電話での約束を待つ日々を送っていました。
詩史は家庭を大切にしながらも、透と関係を持っており、透はこの関係に苦しんでいましたが、詩史の経営するお店に就職することを決め、詩史は驚きつつもこれに賛成しました。しかし、透の母親がこれに反対し、就職に反対するほどの感情を見せた後、詳細不明の「直談判」を詩史に行ったことが明かされます。
物語は、2人がどのように関係を続けるか、透が就職するかどうかなど、結末が不明のまま終わります。
読者がどうとでも捉えられる感じのラスト。気になる方は一度、原作小説を手に取ってみてください。
岡田准一、松潤主演映画の結末は？
東京タワーは、2005年1月公開にも岡田准一×黒木瞳、松本潤×寺島しのぶで映画化されています。この時のあらすじとラストを紹介します。
映画「東京タワー」でも同様に、2つの恋愛物語が描かれています。
映画：大原耕二×川野喜美子のあらすじと結末
耕二（演：松本潤）は人妻好きで、バイト先で出会った喜美子（演：寺島しのぶ）と関係を持ちます。喜美子は夫との生活に不満を抱え、耕二に夢中になるも、耕二は彼女に冷めてしまいます。
結果、喜美子と喧嘩別れし、彼女のフラメンコ発表会後、花束を持って再会しますが、彼女に車で後ろから衝突される事件が起こります。耕二は喜美子に振られ、二人の関係は終了します。
なかなかにデンジャラスな終わり方！喜美子は原作同様、感情がすぐ行動に出ちゃうタイプなんだね。
映画：小島透×浅野詩史のあらすじと結末
透（演：岡田准一）は母親のパーティで詩史（演：黒木瞳）に出会い、親子ほど年が離れた二人は互いに惹かれ合います。詩史は裕福だが心に空虚さを抱え、透との関係で満たされていました。透も、この関係を通じて母親や世間からのプレッシャーから逃れようとします。
しかし、不倫がバレた後、透はパリへ留学し、二人は一旦離れ離れに。後に詩史が離婚し、透をパリで探し出し、再会して唇を重ね、愛を確認します。
同じく不倫だけど、こっちはハッピーエンドになる結末！一方は関係が終わり、もう一方は愛が実ります。
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韓国版ドラマ、東京タワー「密会」の結末は？
韓国では、日本の小説や漫画を原作にしたドラマ制作がブームとなる時期があり、2014年韓国でも東京タワーを原作にしたドラマ「密会」が放送されました。韓国版とだけあって、物語は原作とは大分異なるため原作からインスピレーションを受け制作された作品と思って視聴した方が良い感じではあります。
韓国ドラマ「密会」のあらすじと最終回結末を紹介します。
韓国版「東京タワー」のあらすじ
ピアノ科教授のカン・ジュニョンが楽屋で耳にした見事なピアノ演奏は、バイク便の配達員イ・ソンジェ（演：ユ・アイン）によるものでした。ソンジェは独学でピアノを学んでおり、ジュニョンとその妻で企画室長のオ・ヘウォン（演：キム・ヒエ）は彼の才能に驚きます。
ヘウォンはソンジェにピアノを教え始め、やがてソンジェはヘウォンに惹かれ、愛を告白しますが当初は受け入れられません。しかし、ヘウォンも徐々にソンジェの純粋な気持ちに心が揺れ始めます。二人は秘密の恋愛を重ね、その関係は次第に深まります。
韓国版「東京タワー」の最終回結末
ソンジェは音楽大学に無事入学し、さらに留学の話も出てきますが、夫に不倫がバレたヘウォンは難しい状況に立たされます。夫のジュニョンはヘウォンを告訴し、ヘウォンは家庭とキャリアを脅かす法的トラブルに巻き込まれます。
ソンジェはヘウォンの逆襲を見ながらも、彼女への愛を深め、大学をやめてヘウォンを待つことを決意します。ヘウォンは裏金関連で服役することになり、刑務所で苦境に立たされながらも、ソンジェとの思い出に心を慰め、平和な気持ちで過ごします。
ドラマは激しい感情と、年齢や社会的地位を超えた情熱的な恋愛を描き韓国で大ブームとなり役者だけでなく、脚本や演出も含め多くの賞を受章しました！
キム・ヒエがユ・アインの頬をつねって言うセリフ「最上級の賞賛よ」が、韓国で大流行したそう！それにしても服役までしちゃうなんて…すごい愛の物語になってますね。
不倫の終わり方はどうなる？令和版「東京タワー」の結末予想
まだ1話を視聴した段階ですが、全編通りて流れる背徳感のある感じが…どうも綺麗なハッピーエンドにはならなそうな感じを受けます。
原作を基に描かれたドラマや映画はどれも、原作に沿った内容というわけでもないため今回のドラマの結末も読めないところがあります。
ドラマの原作者、江國香織先生は今回のドラマ化に際し、このようにコメントしています。
――2005年に映画が公開され、韓国でのドラマ化を経て、日本では19年ぶりの映像化となります。今回、連続ドラマ化の依頼をお聞きになった際は、どのようなお気持ちでしたか？
大胆だなあと思いました。
それは、そもそも私の書く小説が映像化に不向きなはずだと思っているからでもありますし、
この小説を書いてから随分時間がたって、世のなかが変ってきているからでもあります。
でも私は大胆な試みというものが好きなので、
その蛮勇に敬意を表しつつ、何かがぴたっとはまるといいなと思っています。――2005年の映画では岡田准一さんが演じられた小島透役を今回は永瀬廉さんが演じられます。書籍『東京タワー』のあとがきには「東京の少年たちの物語」と書かれておりましたが、平成から令和になり、東京の街や少年たちが変わったという印象はございますか？
街のいろいろが変ったと思います。全体に保守的になっているかな。
若い男の人たちについて言えば、無愛想と無口が減って、
礼儀正しく、見栄を張らず、素直な人が増えたような印象です。
でも内に秘めたエネルギーはいつの時代もあるはずで、
ドラマのなかで、二人の俳優さんがそれをどんなふうに見せてくれるのかたのしみです。――最後に、ドラマに寄せる期待についてお聞かせください。
引用元：テレビ朝日
小説は、女性が若くなくなっていく過程と、恋愛そのものに焦点をあてて書きましたが、
今度のドラマは少年たちの自立と成長がテーマだと聞きました。
その新鮮な視点に期待しています。
また、私は個人的に東京タワーというもののヴィジュアルが好きで、
映像のなかで、無生物である東京タワーがどんな表情を見せてくれているのかもたのしみです。
ドラマは少年たちの自立と成長がテーマ！執筆した当時（1999年11月-2001年8月に連載）から世の中が変わっているので、それに合わせた作品になっているそう。
透と耕二は共にまだ学生です。「少年たちの自立と成長がテーマ」なのだとしたら、社会人となり独り立ちして…という展開が一つ考えられるので、ハッピーエンドな展開になるとしても、映画のように一度は分かれて数年後に再開…というパターンでしょうか。
まだドラマは1話が放送されたばかり。未視聴の方、もう一度見たい方はTVerでチェックしましょう。
