この記事では、中国の女優さんで美容整形を公表している(ガオ)コウリュウ(高溜、高劉)さんについて鼻整形前後と現在についてを紹介します。
※番組放送後、引用元である日テレ公式YouTubeチャンネルの番組予告動画が削除されたので動画がありませんが、とある女優さんの鼻が真っ黒に腐っている(?)衝撃映像でした。
その中でも私が気になったのが…「人気女優の鼻が腐った」というフレーズ。
天国から地獄 人気女優の悲劇
ドラマや映画で活躍し、SNSのフォロワーが500万人をこえる人気女優。 そんな人気女優の鼻が腐った!原因は、美容整形手術の失敗。 鼻を失ったことで、出演するはずだったドラマや映画がキャンセルに。その違約金として巨額の賠償金支払いを命じられ絶望する人気女優。だが…実は手術失敗の裏には、病院がひた隠しにし続けるある秘密が。違法整形の恐ろしい闇とは!?
ザ!世界仰天ニュース公式サイトより引用
これは…オステオポールではなかろうか?
美容整形を身近に感じている方なら、CMの映像でピンとくることもあったかと思いますが…この施術は、今でもトラブルを抱えている方が一定数いらっしゃるのではと推察します。
この女優さんは誰!?ということも気になりましたが、写真ではピンとこなかったので番組の放送を待つとして、今回はオステオポールについて書いてみようかなぁと思います。
この記事では、クリニックや医師選びは慎重にしましょうということを、お伝えできればと思います。
オステオポールって何?
オステオポールは整形大国である韓国から日本に持ち込まれ、多くのクリニックに導入された施術になります。
素材はPCL=ポリカプロラクトン
米国FDA認可及び・CEマークを取得した、安全性の高い素材で、スレッドリフト(糸リフト)素材などにに用いられます。鼻の整形手術で今でも『Gメッシュ(G-Mesh)』という施術名で使われています。こちらは、メッシュ状の吸収糸を特殊な針で挿入し、鼻の高さ(ボリューム)を出すことができる治療法です。
素材としては、上記のように今でも使われている安全なものですが…部位が異なれば、それが安全でなくなることがあります。
鼻整形はダウンタイム期間が長いものが多いので【手軽・ダウンタイムが短い・安い】というのを前面に打ち出し、日本に広まっていった治療がオステオポールになります。
私も鼻を整形していますが、鼻尖形成で鼻先を整える場合は鼻先に入れるものを身体のどこかから採取しなければいけません。
採取箇所の代表は耳で、私も耳から軟骨を取って鼻先に入れてもらいました。
オステオポールは、軟骨採取の技術の必要もなく、ボール状(または半球状)の素材を鼻先に入れるだけ!のため、手術時間も短くて済みます。
利用者とクリニック双方の利点のある施術として、日本で広まった経緯があります。
オステオポールで鼻が腐るの?
え?
オステオポールって良いことばかりじゃない!?と思った方!
日本に広まったときにはメリットが大きく取り上げられていましたが、今ではデメリットの方が目立ち国内では取り扱っているクリニックはあまりありません。
そうです!
仰天ニュースのCMで見たように「鼻先が腐る」!というもの…っ!!!
施術をした全ての人に起きる症状ではありませんが、下記のようなリスクを抱えています。
実際のトラブル例
①鼻先の皮膚が薄くなってオステオポールが透けたり赤くなっている。
MAeクリニック公式サイトより引用
オステオポールは周囲組織に炎症と癒着を起こすため他の移植物よりも強い皮膚の菲薄化を招く印象です。浅い層に入れると顕著に現れます。
②感染したり、壊死している。
基本的に異物は軟骨等の自分の組織よりも感染しやすいです。また感染や血流障害で周囲組織が壊死することがあります。
③曲がる、浮き出る。
これは技術的な問題が原因です。固定ができていなかったり、そもそも移植物が大きすぎたり、様々な原因があります。土台となる鼻翼軟骨が変形していることも多くこちらはちゃんと鼻尖形成や鼻中隔延長等で土台を作っていないことがほとんどなので当たり前の結果です。
オステオポールは芸能人もしてる?
休みにくい芸能界ではダウンタイムの少ない施術が好まれ、オステオポールもそれに当てはまります。
このことから、仰天ニュースの顔面崩壊SPのCMを見たときに「人気女優の鼻が腐った=オステオポール」だと思いました。
実際に公表している方の中には水沢アリーさんがいらっしゃいます。
※オステオポールについては過去にYouTubeチャンネルで紹介されていましたが、現在は削除されています。
全員ではありませんが、トラブルを抱えた方は『入れたオステオポールを除去する』ので、今では取り扱いクリニックが減っています。
ここで注意ですが、「オステオポールを除去=元の鼻に戻る」ということは少なく、再手術が必要な場合が大半です。
入れて単に不安になったから、すぐ取り出す場合は大丈夫なのかもしれませんが、何らかの問題が起きて過去入れたオステオポールを取り出す場合…土台の鼻翼軟骨を押しつぶしている可能性が高く、元より低い鼻になることが多いです。
先に書きましたが、オステオポールは軟骨組織を使わずに手軽に処置ができるため、経験の少ない医師が手術をすることも多く、施術した医師に相談に行っても修正はできないということも考えられます。
もし再手術が必要となった場合は、再修正ができるクリニックや医師を選びましょう。
クリニック選びについては、他のページでも触れていますが再手術は技術が必要なので、よりシビアな目で選びましょう。
身体的負担はもちろんですが、修正手術は高いことが多く金銭的負担も大きくなるので、やはり美容整形は最初のクリニック選びが大事!です。
妥協せず、自身の身体を任せても良いと思える医師に出会えるまで、カウンセリング巡りをしましょう。実績や口コミ評判、カウンセリング…術後経過も見てくれる医師をきちんと選びましょう。
まとめ
今回のザ!世界仰天ニュースを見て「美容整形って怖い…」と思った方が多いのではないでしょうか。
TVではマイナス面ばかり取り上げられていますが、日本でも現在は韓国のように若い人が手軽に行く場所になりつつあります。この流れは止められるものではなく、今後は日本も美容整形の低年齢化、低価格化の時代になるのではないかと感じています。
大都市圏は美容クリニックが飽和状態となり、美容クリニックを初めて利用する方はどこのクリニックが良いのか分からず、メディアで目にしたクリニックにまずは行ってみようとします。
技術の有無ではなく、マーケティング戦略に成功したクリニックに人が集まるのです。
それで成功すれば良いですが、失敗した場合を考えると怖いですね。情報弱者を狙ったメディア戦略をしているクリニックを避け、きちんと考えてクリニックを選びましょう。
原因は医療ミスだった…っ!
※以下、番組を見て追記しています↓
番組を見て…人気女優=中国の女優さんで「コウ(ガオ)リュウ(高溜、高劉)」というお名前だったんですね。
そして、鼻が腐った原因は…なんと、医師による手術の失敗…っ!!
最後、ご本人様が登場され完ぺきではないにしろ、綺麗な状態に回復されていて良かったですね!!
でも、お尻から脂肪をもってきてなど修正手術は本当に大変ですね…。
それにしても、中国での美容整形事情が怖すぎました。
法律や規制を守っているクリニックが全体の12%という事実に驚愕しました。
※(美容クリニック1万3000以上、法律や規制を順守12%と番組内で紹介)
韓国での整形が流行っているけど、やっぱり整形するなら国内が私は安心だなと思ってしまいました。
こちらは女優さんだから金銭的負担が大きい修正手術もできたんだと思いますが、前半のブラジル人女性は再手術費用を貯めるまで手術できないって考えただけでもぞっとしますね。
改めて、美容整形は必ずしも成功するわけではない、医師選びが大切ということが分かって勉強になりました。
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