この記事では、FGF注射は危険なのか、失敗して後悔するのか、注入治療のデメリットを紹介します。
小学生の時から首の横じわが気になっていた私が、実際に試した美容医療の中からFGF注射についてお伝えします。
この記事の内容▶首のシワに複数回FGF注射をした体験談
はじめに
まずはじめに「首のシワ」についての最初の記事に、FGF注射を持ってきたのは理由があります。
それは…私は今ではやっていない治療で個人的に辞めた方が良い治療の部類に入ると思うからです。
以前に比べFGF注射を扱うクリニックも少なくなってきたように感じるので、効果よりも副作用の面で心配な部分が多いからだと思います。
今回は、そのような点も含め実際に試した体験談を書いていきます。
FGF注射とは何？
そもそもFGF注射とは何か？
FGFとはFibroblast Growth Factor（線維芽細胞増殖因子）の略です。
線維芽細胞はコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮（皮膚の厚い部分）の成分を作り出す働きがあります。FGFは組織内の線維芽細胞を増殖させ、コラーゲンやエラスチンを作り出すように働きます。
シワにはヒアルロン酸注入が一般的ですが、ヒアルロン酸は量によって価格が変わり、シワが深いとその分お値段も高額になってきます。
私が以前FGF注射を行おうとした理由は下記になります。
- FGFは部位によって注入量が決まっており価格が固定されていたため、料金が分かりやすい
- ヒアルロン酸が体内で時間と共に分解され効果がなくなるのに比べ、組織内の線維芽細胞を増殖させるFGFは効果が持続する
コスパ重視な私は体内で1年程度で効果が薄れるヒアルロン酸より、自己の細胞が増殖されるFGFの方が根本から悩みを改善してくれ、かつ長期的に見ると安いのではと思いました😌
FGF注射は失敗する？デメリットや副作用を知ろう
良いことずくめの美容医療のようですが、これに限らず美容医療には少なからずデメリットや副作用があります。
そのデメリットや副作用部分が、このFGF注射では多かったため数回注入した時に止めた経緯があります。
どんな副作用があったのか？
それは…FGFはコラーゲンやエラスチンなど組織の増大の作用があるが、その作用がどの程度きくかはやってみないと分からない！ということです。
時には正常範囲を超えて組織が増殖する、しこりになるといったマイナス面があります。
そう…っ！
「首のシワ部分を埋めフラットにしたい」という要望に、必ずしも応えられるわけではないということ。
そして、組織が正常範囲を超え増殖するのはいつか？という点なんですが…その反応が出るのが数か月後かもしれないし数年後かもしれない。という、「打ってみないと分からない」という点も問題です。
日本美容外科学会（JSAPS)で注入療法による合併症の調査が行われたことがあります。その中で一番多いトラブルが成長因子の注入でした。中でもPRPと成長因子の混合投与が４割近くを占めて最多のトラブルでした。内容はしこり(硬結）、凹凸、隆起、時には痛み、変色、発赤などのトラブルです。成長因子を使用した治療については日本美容外科学会（JSAPS)や日本形成外科学会などがこれを使用しないようにという注意勧告を出しています。また成長因子を販売している科研製薬からは、成長因子を注射で体内に入れないでください。安全性が保障されません、という文章も全国の医師に対して出されています。
引用元：メガクリニック
私は医師ではないので詳しくありませんが、上記のようにFGF注射について注意喚起の説明をしているクリニックも多く、美容医療診療指針にも記載されているようです。
以前は多くのクリニックでFGF注射を扱っていましたが、現在では扱っているクリニックが減ったのは、このようにリスクの方が大きいと判断するところが多くなってきたからでしょうね(o’∀’))ｩﾝ
【体験談】FGF注射
ここから、実際にFGF注射をした当時の記録を元に体験談を書いていきます。
FGF注射を受けたキッカケや悩みは？
以前、自分の脂肪を採取しシワに入れましたがシワは薄くなったものの気になるのは変わらなかったためFGF注射をしようと思いました。
※既にマイクロCRF療法 （フィラーゲラー）をした後に、思ったような効果を感じずFGF注射を受けようと思いました。
どのようにクリニックを選んだの？
注入系なのでコスパ重視で全国展開しているクリニックで利便性が高いところを選びました。
※注入系などのプチ整形は小規模なクリニックより、大手のクリニックの方が大量に仕入れるため原価が安いことが多いです。
FGF注射の痛みやかかった時間は？
麻酔をするかどうか選べましたが、麻酔がなかった時の痛みを知りたかったので、あえて麻酔なしでお願いしました。
チクチクする感じはありますが、思っていたより痛みはありませんでした。実際の施術時間は10分くらいで終わったような気がします。利用者側からしたら、短時間で簡単な治療で良かったです。
FGF注射の術後経過、ダウンタイムは？
施術直後～1週間
注入部の赤みが薄くなってきました。施術跡2～3日は赤みが目立ったので隠す必要がありましたが、メイクで隠れる程度なので安心しました。施術後目立ったダウウンタイムもないので受けやすい施術だと思いました。
～2週間
2週間程度赤みがありましたが、メイクで隠れる程度でした。痛みも特になく、自然と馴染んでいきました。特別なことは何もしていませんが、保湿をすることを心がけました。
FGF注射を受けての感想は？
シワ1本あたりいくらという形ではなかったのでびっくりしました。1箇所辺りの注入量が決まっていたので、気になっていたところ全てに注入できたのは良かったです。（首のシワ3本）
カウンセリングをした後すぐに施術でき、施術時間も短く、施術後のダウウンタイムもあまりないので、気軽に受けることのできる施術です。気になる効果ですが、気になっていたシワが少し薄くなったかな？という感想でした。
まとめ
今でもFGF注射をメニューに取り入れているクリニックはありますが、治療のメリットとデメリットを比較した上で本当にその治療が良いのか？を判断してください。
もし、クリニックでカウンセリングをした際にデメリットや副作用の案内がない場合はそのクリニックでの施術を少し考えた方が良いかもしれません。
以前にも何度か注意するクリニックの特徴を記載していますので、医師やクリニック選びに失敗したくない方は参考にしてくださね。
私は、FGF注射を受けようとしたときにデメリットや副作用を説明し私に施術を取りやめるよう案内してくださった先生のおかげで、この治療の怖さに気づきました。
クリニックや自身の利益ではなく、利用者目線で色々教えてくださった先生にとても感謝しています。
シワに注入したものの膨らみすぎた！シコリができた！という声もある治療法ですが、それでもFGF注射をしてみたい！という方は、利用するクリニックでデメリットや副作用の案内があるか、こちらからの質問にきちんと答えてくれるのかを確認し施術を考えてくださいね。